JP7VTFの落書き帳

回路の実験、移動運用の記録などをわかりにくく書きます。

2020年度上半期の活動

 昨年末を最後に久しくブログの更新を行っていませんでしたが、アマチュア無線関連で最近いろいろと進展がありましたので簡単に記録しておこうかと思います。複数の記事を書くのは面倒くさいのでダイジェスト形式でまとめました。

1. 4月~5月 「コロナ休暇」

 2019年の末から現在に至るまで新型コロナウイルスが世界的に大流行しています。3月末から4月というのは日本国内で流行の兆しが見え始め、企業や学校が休業や休校の措置を取り始めたころでしょうか。僕の通っている大学も例に漏れず、キャンパス内への立ち入りが原則禁止となり、授業はオンラインで受講する形式となりました。通常だと授業がないときはほとんどの時間を研究活動に費やすのですが、僕の研究は実験系であるため、これまでの成果をまとめることぐらいしかできません。この暇な時間をどうしようかと考え、個人コールで運用をしてみるかと思い立ちました。  というのも、昨年の8月に144 MHz/430 MHzのデュアルバンドハンディトランシーバで開局し、「JP7VTF」のコールサインを割り当てられたものの、個人コールではほとんど無線運用を行っていませんでした。これまではJARLに加入していなかったので、加入の申請を行いました。  個人コールで初の交信はオール東北コンテスト。5 Wハンディ機で参加しましたが、東北でも144/430 MHzである程度人がいるんだなあと少々驚きました。これまでは、東北と関東の際に行って関東の局とばかり交信していたので東北の状況を知らなかったわけです。

2. 6月~7月 アマチュア無線部の部誌に投稿

 さて、大学に行けないとなると大変なのが新入部員の勧誘です。例年は部員扮するキャッチのお兄さんがビラを配りながら甘い文句で新入生を誘い、何とか部員を入れていたのですが、今年はそうはいきません。授業がオンラインになりましたが、新入生勧誘もオンラインになります。ここのところの大学クラブでは活動実績をインターネットなどで公開するようなことはあまりしていなかったので、新入生にわかりやすい判断材料がないぞという話になりました。そこで、部誌を発行しホームページで公表しようという話になり、各々の部員が記事を書くことになりました。  僕は1年ほど前から135 kHz帯での運用を行いたいというおもいがあり、自作の送信機を製作していたのでそれを記事にすることにしました。135 kHz帯というのはアマチュア無線で運用できるバンドとしては最も波長が長く、長波帯に属しています。運用を行うにはアンテナが必要となりますが、2200 mという波長の電波を放射アンテナというのは非常に巨大なものになり、いろいろと考えなければなりません。そこで、アンテナについてはクラブ局の同期にお願いして作ってもらうことにしました。これらについてまとめた内容は以下のURLに公開してありますので、もしご興味があればご参照ください。送信機は形になりましたが、アンテナについてはまだ実験を行っておりません。今年中に部誌の第2号が発行されるのでそちらに続報を乗せたいと考えています。

http://www.ja7yaa.org.tohoku.ac.jp/contents/bushi2020.pdf

3. 8月 ローカルさんと移動運用

 学部生には1ヶ月半のながーい夏休みがありますが、僕のような大学院生には1週間程度のお盆やすみしかありません。いつもですと実家に帰省するのですが、こんなご時世ですので仙台市のアパートに1週間こもっている予定でした。  そんな折に、大学のクラブ局の後輩の知り合いのローカルさんからお盆中に移動運用のお誘いをいただ来ました。寝てるだけのお盆休みになるはずだったので非常にありがたい話です。なんと2回もお誘いいただき、1回目は七ヶ浜町、2回目は丸森町から移動運用を行いました。以下の写真はその時のものです。

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丸森町次郎太郎山中腹より

 なお、この方にはお盆が終わった次の週には宮城蔵王刈田岳での移動運用までお誘いいただきました。すいません、お世話になってばかりで...... 無線運用の方ですが、個人コールでは初となる0エリアとの交信も実現しました。また、山頂駐車場では大崎市アマチュア無線家の方とアイボールできました。直接手渡しでQSLカードを2枚いただいたのですが、どちらもかっこいいカードでした。僕も次はあんな感じのカードにしようかな。  さらにさらに、山頂駐車場ではJA7YABの現役部員の方ともアイボールできました。他大学のアマチュア無線部員の方とアイボールしたのは今回が初めてです。アワードの話やYABの状況dなどいろいろな話が聞けて非常に楽しかったです!

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刈田岳山頂より御釜を眺める

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不動滝。蔵王エコーラインの途中の展望台より。

4. まとめ

 半年間記事を書くのをさぼっていた分、このような感じで上半期の活動をまとめました。新たな出会いがたくさんあり、皆さんに懇意にしていただいたこともあって、非常に充実した楽しい半年だったように思います。